車の買取手続きには手数料がかかる?
大手の買取業者では、車の買取時にかかる手数料を無料にしているケースが多いです。しかし、内容によっては手数料が必要になることがあります。また、買取業者では手数料を買取金額に含めて提示することもあるため、手数料が一体いくらかかっているのか、意識していない方も多いでしょう。 手数料が無料かどうかだけでなく、どのような手続きで手数料が発生するかは、買取業者によって対応が異なります。 手数料がどれだけ必要なのかは、契約する前に確認しておくことが大切です。
車の買取時にかかる手数料や費用
車の買取時にかかる手数料や費用は、買取業者によって異なります。
例えば、名義変更などを行う際に必要な費用として、以下のようなものがあげられます。
・査定料
・印紙代
・名義変更の代行手数料
・ナンバープレート交付費用
・運送費用
・売却に関わる雑費
・書類の発行にかかる手数料
・廃車手続き費用
1.査定料
査定料とは、車の査定をしてもらうときに発生する費用のことです。 アップルももちろんですが、店舗での来店査定も出張査定も、一般的には査定料を無料にしている買取業者がほとんどです。 しかし、ディーラーなどで査定士に依頼するときには、査定料として5,000円から25,000円ほどかかる場合があります。 ディーラーで必要となる査定料は、査定を行うスタッフの人件費などの手数料です。そのため、査定を依頼するだけで費用が発生することになります。
2.印紙代
車の名義変更をする際は、印紙代を徴収される場合があります。 中には、買取業者が印紙代を負担する場合もありますが、移転登録の代行手数料の中に含まれているケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
3.名義変更の代行手数料
車を買取する場合、依頼者の名義から買取業者の名義に自動車検査証(車検証)を変更する必要があります。 個人で名義変更することも可能ですが、必要な書類を準備したり、運輸支局まで手続きに行ったりと手間がかかります。 そのため、基本的には売却後に買取業者が名義変更の手続きをする場合がほとんどです。 名義変更の代行手数料が発生するかどうかは買取業者によって異なりますが、6,000円〜20,000円ほど計上される場合があります。 名義変更の代行手数料は、買取金額の中に含まれている場合もあります。
4.ナンバープレート交付費用
依頼する買取業者の管轄と、買取してもらう車のナンバープレートの管轄が違う場合には、新しくナンバープレートを登録する必要があります。 ナンバープレートの交付費用として必要になるのは、1,500円〜2,000円程度です。登録する地域の違いによって、交付費用に差があります。 査定料や手数料が有料の買取業者の場合のみ、管轄が異なる地域で買取してもらう場合には、あらかじめナンバープレート交付費用も確認しておきましょう。
5.運送費用
車検が切れていて公道を走れない車や、部品が故障して動かせない車を買取に出す際には、レッカー車で運ぶ必要があります。その際は、レッカー代の費用がかか てしまうことがあるでしょう。その他にも、持ち込みではなく買取業者に自宅まで取りに来てもらう場合などに運送費用がかかる場合があります。 運送費用は移動距離によって異なるため、事前に買取業者へ確認しておきましょう。 車検の有効期限が切れている場合は、運送費用がかかり諸費用が大きく変わってしまうこともあるので、注意が必要です。
6.売却に関わる雑費
人件費や手続きにかかる費用を、売却に関わる雑費(車売却費用)という形で計上される場合があります。 雑費は業者によって異なり、リユース費用や引取り手数料とされていることもあります。 また、自賠責保険証明書や自動車検査証を紛失したときの再発行手数料として、別途必要となるケースもあります。
7.書類の発行にかかる手数
車の買取時には、書類を発行するための手数料が必要になります。
・印鑑登録証明書の発行代
・住民票の発行代
・自動車検査証(車検証)等の再発行手続き費用
印鑑登録証明書の発行代
車の名義変更の際、買取する車が普通自動車の場合は、所有者の印鑑登録証明書が必要になります。 取得するための金額は地域によって異なり、基本的には自分で市役所や役場などに出向いて発行してもらいます。 手数料は、住んでいる自治体によっても異なりますが、おおよそ200円〜400円程度です。 また、所有権解除や名義変更等手続きの内容次第では、印鑑登録証明書を2通用意しなければならない場合があるため注意が必要です。
住民票などの発行代
車検証と印鑑登録証明書の住所が違う場合は、住民票の写しなど住所をつなぐ書類を準備しなければなりません。 印鑑登録証明書と同じように、金額は地域によって異なりますが、おおよそ200円〜400円程度必要になります。 取得する際は、自分で市役所や役場などに出向いて発行してもらいましょう。
自動車検査証(車検証)等の再発行手続き費用
車を売却するときには、自動車検査証やリサイクル券、自賠責証明書が必要になりますが、もしいずれかを紛失してしまっている場合は、 再発行する必要があります。特に、自動車検査証がない場合は公道を走れないだけでなく、車検も受けられません。 また、自賠責証明書がないと、車検証の不携帯同様に道路運送車両法違反になります。そのため、常に車載し、紛失しないように大切に車内保管しておきましょう。
8.廃車手続き費用
事故などで部品が故障して動かない車や、年式が古く不具合が多い車を売却する場合は、廃車手続きをしなければならないことがあります。 廃車にするときには、買取業者が代行するケースがほとんどですが、廃車手続きにかかる費用が必要となります。 また、廃車手続きには、これから乗る見込みがない車に行う「永久抹消登録」と、一時的に使用を停止するときに行う「一時抹消登録」の2種類があります。 永久抹消登録と一時抹消登録に必要になる手続きの費用は、以下のとおりです。
【永久抹消登録】
自分で行う場合、基本的に費用はかかりませんが、業者に依頼するときには「廃車手続き代行料」として請求されるケースがあります。
業者に依頼すると、無料で済む場合から10,000円程度かかることがあり、金額は業者によって異なります。
【一時抹消登録】
一時抹消登録の手続きにかかる手数料は350円です。
一時抹消登録を業者に依頼する際は、廃車手続き代行費用が必要になります。業者によっては10,000円程度の費用がかかる場合があります。
同時に住所変更などが必要な場合は、別途費用がかかることがあります。
買取時に追加でかかる可能性がある費用
買取してもらう車にローンが残っている場合や自動車税支払いの時期によっては、さらに追加費用がかかることがあります。ここでは、買取時に追加で必要となる可能性がある費用について解説します。
ローンの残債の支払い
ローンの残債がある車を売却するときには、所有権を解除する必要がありますが、そのためにはまず、ローンを完済しなければなりません。車を売却した際の代金をローンの支払いにあてることもできますが、売却金だけでの返済が難しい場合は、残っているローンを現金で一括返済するか、新たにローンを組む必要があります。
ローンの残債を現金で一括返済する場合は、返済に手数料がかかることがあるため、契約するローン会社や銀行に前もって確認しておきましょう。特に、ローンの残債や返済期間が短い場合は、一括返済でなくなる利息よりも手数料のほうが高くついてしまうケースもあるので注意が必要です。
未払い分の自動車税
自動車税が未払いの場合は、売却前に未払い分を納付する必要があります。
自動車税は基本的に、4月1日付で車検証に記載されている名義の人に支払いの義務があります。4月下旬から5月上旬頃に、車検証の所有者あてに納税通知書が送付されます。そのため、3月〜4月にかけて車の売却予定がある場合は注意が必要です。
名義変更が3月末までに間にあわず4月になった場合は課税対象となってしまい、自動車税を支払う必要が出てきてしまうためです。
自動車税は1年分を先払いするため、車の売却時に未経過分の納税額があれば、買取業者が売却した月以降の自動車税は還付されます。還付金相当額は、買取金額に上乗せして含められ提示されることがほとんどですが、業者によって対応は異なります。
自動車税の還付金制度は、車を廃車した場合が対象となります。買取の際に自動車税を還付する制度はないため、買取金額に自動車税の還付金が含まれているのかどうか確認しましょう。
所得税
基本的に車を売却したときの金額が、購入金額よりも少ない場合は、所得税は発生しません。
しかし、個人の場合は、車の売却価格から購入価格を引いた売却益が50万円を超え、かつ使用目的が「レジャー用」の場合のみ所得税がかかります。個人ではなく事業用の場合も、売却益が50万円を超えた場合は同様に所得税がかかります。
車の売却益が50万円を上回っていたとしても、通勤や送迎、買い物などで使用している場合は非課税となります。
この売却益は「譲渡所得」と呼びますが、譲渡所得は5年超の車を所有しているかによっても変動するため、売却益が発生するときには所得税について確認しておく必要があります。
日常的には使用しない「レジャー用の車」が課税対象となりますが、個人所有の場合、通勤や買い物で車を使用する人がほとんどなので、所得税がかかるケースは少ないといえるでしょう。
車の買取時の手数料について確認すべきポイント
ここからは、車の買取時の手数料について確認すべきポイントを紹介します。
査定額に手数料が含まれているのか
車の買取査定で査定金額が提示されたら、まず手数料がどこに書かれているのかを確認しましょう。
手数料は以下3つのパターンで取り扱われることが多いため、どのケースにあてはまるかをチェックしてください。
・査定金額に手数料を含んでいるケース
・最初から手数料の金額を差し引いて、査定金額として提示しているケース
・査定金額に含まず、手数料を別で支払うケース
買取業者がどのパターンで手数料を取り扱っているのかが分かったら、次は具体的な手数料の金額について確認しましょう。
実質手数料はいくらかかっているのか
買取業者に査定を依頼した際、提示された書類に手数料や金額が表示されていないことがあります。
そのときは、手数料の種類と金額がいくらなのかを確認しましょう。
査定金額の中に手数料を含んでいる場合や、最初から手数料の金額を差し引いて査定金額として提示している場合は、手数料の種類や金額を確認して、車両本体価格がいくらになっているのか計算してみてください。
また、査定金額に手数料を含まず、別途手数料を支払わなければならない場合は、手数料の明細書を取り寄せてから支払いましょう。
手数料を削減するためのコツ
ここでは、余分な手数料を削減して少しでも高く車を買取ってもらうためのポイントを見ていきましょう。
手数料がかからない買取業者を選ぶ
手数料がかかるかどうかは、買取業者によって異なります。 基本的に大手の買取業者の場合は、手数料無料であることがほとんどです。 ナンバープレートの交付代や印紙代など、一部負担になる手数料はあるものの、車の査定料や代行手数料が無料になるため、手数料の負担を抑えられる可能性があります。
車の買取価格を上げるためのポイント
続いて、車の買取価格を少しでも上げるためのポイントを5つ紹介します。
車が高く売れる時期を狙う
一般的には1月〜3月、9月に買取に出すと査定相場は上昇傾向にあります。 この時期は、決算前や半期決算前にあたる買取業者が多く、売上を伸ばすために在庫を確保するようになります。 また、新車や中古車の需要が高くなる時期であることも理由の一つです。
日頃から車をきれいにしておく
日頃から清掃していないと汚れが蓄積されて落ちにくくなってしまい、印象も悪くなりかねません。 汚れだけでなく、タバコやペットの臭いも対策しておくといいでしょう。場合によっては、汚れや臭いによって買取価格が下がる可能性もあります。
ディーラーの下取りよりも買取を選ぶ
ディーラーで車を売却し、新車の購入資金にあてる下取りもありますが、「次の車を購入すること」が条件となり、社外の業者と競合する必要もなくなるため価格は低くなりがちです。 一方、買取業者は買取した車を販売することで利益を出しています。 中古車オークションや海外などの販路があり、ディーラーの下取りよりも高く売れる可能性が高いという特徴があります。
オプション装備などを事前にまとめておく
純正のオプション装備は買取価格が上がる可能性があるため、忘れずに準備しておきましょう。 例えば、カーナビやサンルーフ、ドライブレコーダーなどです。 また、メンテナンスノートも準備しておくことをおすすめします。メンテナンスノートとは、点検記録などを残してあるノートのことです。 これまでの点検記録や整備の内容を証明できるものとなるため、場合によっては買取価格が上がるかもしれません。
傷やへこみは無理に修理に出さない
ボディに傷やへこみがあると、査定の減額になると思い、修理する方がいらっしゃるかもしれません。 しかし、修理後のプラス評価よりも、傷やへこみの修理代のほうが高くなる可能性があります。 また、自分で傷などを修理すると、かえって傷やへこみが目立ってしまい、マイナス評価になる可能性もあります。 結果的に損をすることがないよう、傷やへこみがあってもそのまま査定に出してみてください。
車買取なら手数料無料のアップルがおすすめ!
車の買取を依頼するなら、ぜひアップルにお任せください。
アップルでは、出張査定から買取、その他の手続きを含め手数料がかかりません。(※不動車の引取り、廃車を必要とする車両など特別な場合を除く)
また、買取した車は中古車オークションや海外への流通ルート、全国にある店舗でのダイレクト販売により、マージンカットした分を買取価格に反映しています。
査定は、電話とWebのどちらからでもOK!
概算の買取価格を、メールまたは電話でご連絡し、実車査定で正確な査定額も算出可能です。
「愛車を少しでも高く売却したい」とお考えの方は、この機会に一度アップルにお問い合わせください。