車買取業者は即日現金払いができる?
車買取業者の多くは、買い取った車をオークションに出品しています。
ここではまず、車のオークションがどのようなものなのか、仕組みについて解説します。
即日現金払いが可能な業者は存在する
結論からお伝えすると、即日現金払いが可能な買取業者は存在します。 しかし、数はそれほど多くはなく、大手買取業者ではほとんど対応していません。 一方、個人経営の買取業者や地域密着型の業者の場合は、即日現金払いに対応しているケースもあります。 即日現金払いに対応することで大手との差別化を図れることや、大手と比べそれほど多くの来客を想定していないため、多額の現金を置いておく必要がなく、現金の管理がしやすいという点も理由の一つです。
大手買取業者では対応していないケースが多い
即日現金払いに対応しているということは、車を査定したその日のうちに買取して現金を渡すということです。 しかし、これには多額の現金を管理するリスクや管理の難しさがあります。そのため、大手買取業者では即日現金払いに対応していないところが多いのです。
大手買取業者が現金払いに対応していない理由
ここでは、大手買取業者が即日現金払いに対応していない理由について、もう少し詳しく解説します。
査定の見落としや書類不備のリスクがあるため
即日現金買取では、その場で査定をしてすぐに買取することになるため、査定の際に見落としがあると買取業者側の損失となってしまうことが大きなリスクとなります。また、万が一、書類に不備があった際にも、支払い後の書類の依頼が難しいこともあるため、こちらも大きなリスクといえます。
即日現金払いを行った後に返金してもらうのは難しく、買取業者の損失となってしまいます。
大手買取業者の場合は買取る車の台数が多いため、即日買取に対応することによって査定の見落とし件数が増えると、多額の損失を出してしまうことになるのです。
そういったリスクを避けるため、基本的に大手買取業者は即日現金払いに対応していません。
多額の現金管理のリスクがあるため
大手の買取業者が即日現金払いに対応する場合、多額の現金を保管しなければなりません。 そのためには金庫が必要となり、防犯カメラを設置したり警備会社に警備を任せたりといった防犯対策も必要となります。 これらには費用がかかるうえに、多額の現金管理にはリスクが伴うため、大手買取業者では即日現金払いに対応していないところが多いです。
即日現金払いで車を売却するデメリット
買取業者にとって、即日現金買取にリスクが伴うことを解説しましたが、実は車を売る側にとってもデメリットがあります。
ここでは、即日現金払いで車を売却するデメリットについて見ていきましょう。
高額査定が出にくい
即日現金払いで査定を依頼する場合、一般的な買取査定と比較すると高額査定が出にくい傾向があります。 売り手がもし、初めて査定を依頼した買取業者で即日現金払いを希望した場合、その車の査定金額の相場を知らずに売ることになります。すると、相場よりも低い価格で売却してしまう可能性があるのです。また、買取業者にとっても即日現金買取にはリスクがあるため、買取額を抑える傾向にあります。
買取業者の選択肢が減る
大手のほとんどが即日現金払いに対応していないため、結果として比較的小規模な買取業者を利用することになります。 この場合、買取業者の選択肢が少なくなりますし、小規模店の場合は大手のようにインターネットで検索して口コミなどの情報を探すことも難しくなりがちです。 Webサイトに即日現金払いに関する情報が掲載されていない場合は、事前に問い合わせる必要があるなど、手間がかかる可能性もあります。
業者によっては安く買い叩かれる
即日現金払いを希望する場合、買取業者からすると「お金に困っているのではないか」などとみなされ、足下を見られる可能性は否めません。 「人気の車種だからこそ、少しでも高く売りたい」など、高額査定を希望している場合は、即日現金払いに対応していなくとも、大手の買取業者の利用を一度検討してみてください。
車買取を現金払いで利用する場合の注意点
即日現金払いで買取業者を利用する場合のデメリットを確認してきましたが、どうしても利用したいという場合には、利用前にいくつか知っておきたい注意点もあります。ここでは、実際に即日現金払いで車を売るときに注意したいポイントについて解説します。
信頼できない業者を利用しない
即日現金払いに対応している買取業者の中には、著しく相場よりも安い価格で買い叩くような悪質な業者も存在している可能性があります。 現金買取可能な買取業者を選ぶ際には、長年の実績があるところを選ぶなど、慎重に判断してください。
ある程度愛車の相場を調べておく
事前にある程度、愛車の相場を調べておくこともポイントです。 相場を知っていれば、あまりに安い査定金額を提示された際、別の買取業者にあたってみようと判断できるかもしれません。 特に、少しでも高く売りたいと考えている場合は、買取価格の相場を調べたうえで査定を進めていくことを検討してみてください。
必要書類をあらかじめ揃えておく
即日現金払いで車を売るためには、必要書類を提示できるよう準備しておかなければなりません。
一般的な必要書類として、まず以下の4つがあります。
・自動車検査証
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
・自動車納税証明書
・リサイクル券
さらに、以下の2つも必要となります。
・印鑑登録証明書
・実印
印鑑登録証明書は、市町村役場などで取得できるので、あらかじめ用意しておきましょう。
また、自動車検査証に記載されている住所と印鑑証明書の住所が違う場合は、住民票などが必要となります。
即日現金払いを希望する際には、他にも必要な書類がないか、事前に問い合わせておくようにしましょう。
現金払い不可でも車買取には大手がおすすめな理由
ここでは、現金買取ができなくともなぜ大手がおすすめなのか、その理由を詳しく解説します。
買取とあわせて販売もしている業者が多く高額査定が出やすい
大手の買取業者は、車の買取だけでなく販売もあわせて行っているところが多いため、買取のみを扱う業者に比べ高額査定が出やすい傾向があります。 買取のみ行う業者の場合、買取した車はオークションなどを通じて別の中古車販売店へ売ることになります。 その際にかかる運送代やオークション費用、買取業者が受け取る利益などは、中間マージンとして本来の査定額から差し引かれているのです。 そのため、買取のみを行う業者よりも買取と販売を行える買取業者のほうが、中間マージンがかからないぶん査定額が高くなりやすいです。
「JPUC」「JADRI」などに加盟している場合が多い
大手の買取業者は、「JPUC(日本自動車購入協会)」や「JADR(日本自動車流通研究所)I」といった団体に加盟しているところが多いです。 これらの団体は、自動車買取業界の健全化や中古車の円滑な流通を目指し活動している団体であり、 ここに加盟するためには、車の買取や査定における厳しい基準をクリアする必要があります。 そのため、JPUCやJADRIに加盟している買取業者かどうかを基準に検討するのも一つの方法です。
数日から1週間以内に入金してもらえる業者も多い
大手の買取業者で車を売れば、即日は難しくとも、数日〜1週間程度で買取代金を入金してもらえるケースが多いです。 数日や1週間程度なら待てるという場合は、無理に現金買取の業者に依頼せず、大手に依頼してみてはいかがでしょうか。
大手なら口コミも確認しやすい
大手の買取業者の場合、インターネットで口コミを確認しやすい点も依頼しやすいポイントです。 高額査定が出やすい業者なのか、その他のサービス面ではどうなのかなど、口コミが参考になる場合もあります。
買取時の手数料が無料のところが多い
買取業者に車を売却する手続きの中で、手数料が発生する場合があります。 例えば、発生する手数料として査定料があります。大手の買取業者であれば無料の場合がほとんどですが、店舗によっては査定料を請求するところも少なからず存在します。 ただし、レッカー代が必要となったときや、廃車にする場合の廃車費用などが発生するケースもあるため、手数料については事前に確認しておくことをおすすめします。
無料で出張査定にも対応してもらえる
大手の買取業者の中には、出張査定を無料で行っているところがあります。 出張査定は、自宅にいながら車の査定を受けられるサービスです。 店舗に行く時間がないという方や、近くに店舗がなく持ち込みが困難という方にとっては、便利なサービスといえます。
車買取で入金までの時間を少しでも早くするためのポイント
大手の買取業者の多くは即日現金払いに対応していませんが、手続きをなるべく早く完結させることで、買取代金が入金されるまでの期間を短縮することはできます。ここでは、入金までの期間を少しでも早くするためのポイントについて見ていきましょう。
愛車を店舗持ち込みで査定してもらう
買取代金が入金されるまでの時間が一番早くなるのは、店舗に直接車を持ち込んで査定してもらう方法です。 インターネットでの査定は、概算買取金額しか分からず、結局はいずれかの店舗に出向く必要があります。 また、出張査定は買取業者が自宅に訪問するためのスケジュール調整が必要となるため、査定までの期間が長くなる可能性があります。 代金受取までのスピードを重視するのであれば、持ち込みによる査定を検討してみてください。
必要書類を準備し不備がないようにする
手続きを早く終わらせるためには、売却の際に必要となる書類や実印を事前に準備しておきましょう。 必要書類が揃っていないと買取手続きができないため、代金入金までの期間が延びてしまいます。 万が一紛失していた場合は再発行が必要な書類もあるため、早めに確認が必要です。 不備なく契約手続きを終えられることで、代金入金までの期間を短縮することができます。
書類を紛失していると再発行が必要な場合も
必要書類の中には、紛失していた場合に再発行が必要なものもあります。それぞれの書類の再発行手続きは下記のとおりです。
書類の種類 | 手続き方法 |
---|---|
自動車検査証 | ナンバーを管理する運輸支局の窓口で手続き可能 |
自賠責保険証明書 | 加入先の保険会社に依頼する |
自動車納税証明書 | 納税先の税事務所の窓口(郵送も可能)で手続き可能(軽自動車の場合は市区町村の役所窓口) |
リサイクル券 | 再発行はできないが、自動車リサイクルシステムのサイトで預託証明書を印刷することで代替えとして使える |
再発行の手続きには時間を要するものもあるため、必要書類があるかどうかの確認は早めに行っておきましょう。
車をできるだけきれいにしておく
査定額を上げる方法としても有効ですが、査定時間をなるべく早くするという意味でも、査定前に車をできるだけきれいにしておきましょう。 車が汚い状態のままでは、傷などが確認しづらく時間がかかってしまいます。
車の査定額を少しでも高くするポイント
車の買取は、少しでも高く売りたいと考える方がほとんどでしょう。
ここでは、売却する車の査定額を少しでも高くするためのポイントを解説します。
下取りではなく買取を利用する
車を売る場合、ディーラーでの下取りではなく買取のほうが査定額は高くなる傾向があります。 下取りは、次に買う車の実質的な値引きとして引き取っているため、車種の人気やオプション装備が査定のプラスになりにくいです。 そのため、買取店では高い査定額がついた車種でも、下取りでは高額査定が期待できないというデメリットがあります。
純正オプション装備などアピールポイントをまとめておく
愛車のアピールポイントを事前にまとめておくと、その場で漏れなくアピールしやすいというメリットがあります。 純正のオプション装備についてあらかじめリスト化しておくと、思わぬプラス査定につながるかもしれません
普段から掃除やメンテナンスをしておく
普段から車の掃除やメンテナンスを行っていると、査定でプラスになる可能性があります。 そのため、いかに普段から車を丁寧に扱うかが、査定額を高くするポイントとなります。
修理やへこみを無理に修理に出さない
車に傷やへこみがあっても、場合によっては修理代のほうが高くつき、査定でのプラス評価額では元を取れない可能性があります。 また、自分で修理するとかえって傷などが目立ってしまい、査定がマイナス評価になるということもあり得ます。 そのため、無理に修理してから買取に出さず、そのままの状態で査定を受けてみてください。
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