高校を卒業し、幾つかの職を経験しアップルへ入社。「幼い頃から車好きで、ミニカーや車のプラモデルが大好きでした。高専高校で自動車の3級整備資格を取得しましたが、卒業後は車業界へは就職せず、自販機清掃、業建築業、引っ越し業等の仕事を転々としました。結婚して子供ができて安定した収入を得るために24歳の時にアップルに入社しました。」

入社して半年後、25歳の時に店長にスピード就任。月間15件の来店数を月平均約40件に押し上げた。

「最初に店長として就任した南大江店（現在は閉店）は、商談スペースが10坪ほどの小さいお店。来店数がアップした原因として、事務テーブルの位置を壁に対して斜めに置いてお客様スペースを広げたことや、当時アップル店舗では珍しいキッズスペースを設置しました。そのアドバイスをくれたのが妻でした。女性目線のアドバイスはとても大事だとその時に実感しました。」

その実績が認められ、入社1年半の26歳の時に新店（西・康生通店）の店長に大抜擢。「うれしさ半分、不安半分でした。プレッシャーもありましたが、こんな私に任せてくれた太っ腹な会社に恥をかかせられないと思いました。」

基本の徹底。お見送りもスタッフ全員で。お辞儀角度が全員揃っているところが当たり前以上

その想いを基に、常に右肩上がりの実績を積み上げていく。因みに入社から現在（2015年4月）までの、梅原店長の13年間の実績は目を見張るものがある。買取目標台数に達成しない月はたったの１回のみ。店舗目標利益の未達成の月は４回。また梅原店長はそれぞれの店舗（西・康生通店、富田302号店、昭和橋通店）の店舗実績の月間レコード記録保持者でもある。その高い実績を続けるための特別な方法があるのかを尋ねてみた。

「特別なことは何もなくて、仕事の基本を徹底しています。元気な挨拶、返事、お出迎えやお見送り、整理整頓、掃除等を徹底的にやる。当たり前のことを、当たり前以上に目指してやれているかを常に意識しています。強いてあげるならば、お客様の来店の目的（ゴール）を解決できるように一緒に考える事です。例えば新車乗り換えの相談等のアドバイスもそのひとつですね。」

楽しいコメントのスタッフ紹介

お客様から頂いたラジコンの数々

スタッフの指導も笑顔で対応

梅原店長の専用商談ブースにはお客様から頂いたキーホルダーやラジコンに目が引かれる。

「買取契約後の納車時に頂いたキーホルダーを飾っていると『私のも飾っといて！』となって、気づくとこんなに集まりました。また、ラジコンカーやラジコンヘリもお客様から頂戴しました。他のお客様からも『どうしてラジコン？』と聞かれることで、会話が弾む時があります。頂いたモノは、多くのお客様からの信頼の証だと思っています。単なる車の買取店ではなく、記憶に残るような店舗にしたいと思っています。一度ご契約したお客様が遠方からわざわざご来店頂けたり、多くのお客様をご紹介頂けるのもお客様と信頼関係を築くことができたからだと思います。今までの自分の人生の経験値も役に立っているのかもしれませんね。」

過去に２か月連続で実績が低迷した時があったが、いつもモチベーションを下げることはなかった。

「生きていればいろんな壁が出てきますが、大きな壁なんてないと思っていて、会社の研修や諸先輩から教えて頂いた仕事の基本をいつも以上に徹底していれば、乗り越えられると信じています。常に当たり前のことを当たり前以上に目指してやれているかを意識しています。

それから明るく楽しく仕事ができる空気づくりを常に心がけています。プライベートより仕事時間の割合が多いですから、楽しくなければ仕事じゃないと思っていて、例えば、バイクをアップルカラーにしたりしたのも自分の趣味を仕事に活かしていると思います。」

また、会社の職場環境も成長の要因「私が常に前向きに仕事ができるのも、色々なことを任せてくれる会社のおかげです。とにかくやってみて、ダメなら改善して、良かったら全員で共有してさらに進化させていく会社風土があるからです。」

バイクをアップル色にカラーリング

分煙スペース設置案梅原店長の発案

現在、梅原店長は37歳。アップルイチ幸運を引き寄せる運を持っていると自称する。

「自分はこれまで本当に運が良かったと思っています。最近の自分の趣味は、キャンピングカーで車中泊をしながら温泉へ家族と出かけることですが、良い会社に入社できて、楽しく仕事ができて、家族と幸せな生活がおくれるのは、会社の研修で学んだA（明るく）T（楽しく）M（前向き）の気持ちを持って行動し続けていれば良い運気が巡って来るんだなぁと、これまでの自分の人生を振り返るとそう実感しています。良き行動は良い運気を引き寄せることができると確信しています。若い頃、未熟だった自分をここまで成長させてくれたのは、お客様、会社、そして家族、妻のおかげであると、とても感謝しています。」

取材日：2015年4月