厚木・北129号店 上籔 秀樹店長

厚木・北129号店 上籔 秀樹店長

チームワークを大切にする熱い男

厚木・北129号店上籔 秀樹店長

念願だった店舗のリニューアルが終わり、さらにパワーアップしたアップル厚木・北129号店、店長の上籔秀樹さん(43)。

平成10年7月10日に入社。前職は、ドリンクベンダー会社でルート営業の仕事をしていたが、吸収合併を機に心機一転異業種への転職を決意する。そして、アップル人生がスタートした。

「当時は、現社長がマネージャーとして神奈川の店舗運営にあたっていました。あの時、中卒だった自分を高卒以上という規定を無視して採用して頂いたことは今でも感謝しています。」その後は上司や先輩店長、仲間に支えられ順風満帆に入社1年で店舗の店長を任されるなどキャリアを積んでいく。ところが神奈川地区の7店舗は苦戦がつづき、業績不振の店舗を次々に閉鎖していったのだった。結果的に残ったのは、小田原飯泉店と厚木・北129号店の2店舗。そして、この2店舗を3名でまわすというドン底状態に追い込まれる。

「今だから言えますが、あの頃は、いつ店が無くなってもおかしくないような状況で、転職を考えたこともありました。会社からは、中部の店舗を見習え!と中部の店に研修で行き商談をしたこともありました。商談後には、上籔さんの商談じゃ買えないよと厳しい指摘を頂きました・・・非常に悔しかったですね。

しかし、この経験は自分自身の商談スタイルを見直す良いきっかけになりましたし、このまま終わってたまるかという熱い気持ちがこみ上げてきた瞬間でもありました。」そして、上籔氏は絶対にここから這い上がろうと決意する。

同時期、関東にも新しい社員が増え社内の体制が変わる。「今思えば、あのころから社内の雰囲気が変わっていきましたね。」と感慨深げに当時を振り返る。

徐々に社内メーリングでの情報共有や、会議のやり方も変更されていった。店舗運営においては、全員接客(共創)を実践。報・連・相の徹底もあり、商談の細かな部分も全員で把握。店舗としての接客を行うことで、保留になったとしても、お客様がさらに戻ってくるようになった。店舗は、親しみやすい店舗演出、加修の徹底、御来店礼状などを継続することにこだわっている。

ただリピートしてくれる、紹介されるのではなく、ものすごく強い絆で結ばれているお客様がこの店には存在している。

とは言え、「アップルの看板があるから商売ができること、先輩たちがつくりあげてきた環境への感謝の心も決して忘れていません。」と上籔氏は言う。これらの考え方はスタッフ全員に共有されているのだ。

また、草むしりのようなどんな小さな仕事にも誇りを持って感謝しながら取り組んでいるという。「小さな仕事ができない人には大きな仕事は回ってこない。その積み重ねがチャンスを呼び込むと信じているんですよ。」とどこまでも謙虚な姿勢には頭が下がる思いだった。

「真剣に仕事をしていれば涙の一つや二つは出るものなんです。共に働き、共に笑い、共に泣き、共に感謝する。そんな”チームアップル”の一員であることを誇りに思っています。」「仕事を通じてさらなる成長をし、スタッフと共に喜びの涙を流したいです。」と上籔氏は笑顔で締めくくった。

取材日:2013年6月